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つみたて貯蓄(投資)こそサラリーマンの資産形成の王道

先日、若い部下と飲んだ時に「どうやってお金を貯めたらいいですかね?」というような話がでました。

私もそうですが人間の意思って弱いもので、なかなか給料を計画的に使ってお金を貯めていくというのは難しいものです。将来の備えよりも、目先の趣味や遊び、買い物にお金を使いたいと思うのが普通。

そこで、給与天引きの出番ですが、私が社会人になった20年ほど前は、給与天引きで財形貯蓄をやるように職場の先輩からアドバイスをもらいました。

ただ、現在の超低金利のご時世に、財形貯蓄は無いないよなぁと思います(会社が利子補給してくれるところは別)。

「住宅財形」と「年金財形」であれば「一般財形」と違って550万円まで利子の非課税枠がありますが、大手銀行の財形貯蓄口座ではそもそもの金利がショボすぎます。例えば、現在のみずほ銀行の財形住宅10年定期型が年0.010%。

これ、100万円を10年間預けて得られる利子はたったの1,000円(非課税)です・・・いくら非課税でもこれでは意味がありません。

給与天引きの税制優遇制度を活用

今だったら、確定拠出年金(DC)のほか、つみたてNISAやiDeCoといった、税制優遇制度の利用が第一選択になるでしょう。

私の職場も2019年より選択性DCが始まり、ボーナスから一定額をDCへ天引き可能となりました。迷った挙げ句、設定可能な満額を設定しています。

投資はよくわからないという人は、下記のようなネット銀行のつみたて定期預金でも良いです。

とにかく給与口座(生活口座)から別の口座(貯蓄口座)へ給与が入ったら自動的にお金を移動すること。

毎月の給与から一定額を有無を言わせず貯蓄する(そして簡単に引き出せなくする)ことで雑音に惑わされずに資産形成が出来ます。

社会人になったら、まずはそういう強制的な仕組を作ってしまうべきです。

自動入金、自動振込サービスの活用

例えば、住信SBIネット銀行の「定額自動入金サービス」は、本人名義の他行口座から毎月5日または27日に指定金額を引落し、住信SBIネット銀行の口座に入金できるサービスです。

これを住信SBIネット銀行の「定額自動振込サービス」と組み合わせれば、どこの口座へも自動で自由自在に資金移動ができます。もちろん手数料は無料(ただし振込手数料無料はスマートプログラムのランクによって月1回から月15回まで変動します)。

何もしなくても自動で強制的に貯蓄する仕組み作りはこのような自動サービスを活用します。

まずは生活防衛資金としてまとまった額が貯められるよう、貯蓄してみてはいかがでしょうか。

積み立て定期預金の活用

車の買い替えやマイホーム費用であったり、近々使う用途の決まっているお金はリスクに晒す訳にいかないので、金利の良いネット銀行の定期預金で貯めるのが良いでしょう。積み立て定期預金というサービスもあります。

例えば、イオン銀行の積立式定期預金は2020年4月現在の金利が年0.08%(税引前)と、大手に比べると比較的高く、月々5,000円から普通預金口座から定期預金に自動積み立てが可能。イオン銀行を生活口座にしている人にとって非常に使いやすいサービスです。

また、ソニー銀行の積み立て定期預金も、現在の金利が年0.150%(税引前)で月々1,000円から。こちらはおまかせ入金サービスとの組み合わせで、他行から自動引落(手数料無料)するサービスと合わせて利用が可能です。

つみたてNISAの活用

2018年から始まったつみたてNISA制度ですが、つみたて投資によって得られた譲渡益や分配金の運用益が非課税となるお得な制度。

これまで投資に縁がなかった人も比較的とっつきやすい非課税制度となっています。

決まった用途がない将来への貯蓄のお金はまずはつみたてNISAに。

つみたてNISAの年間の投資上限額は40万円までということで、私は毎月30,000円(ボーナス月は50,000円)をつみたてています。

iDeCoの活用はよく考えてから

2017年から誰でも個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できるようになりました。「老後」に向けた資産形成の基礎となる非課税制度ですが、こちらは一度加入すると辞められないのでよく考えてから始めましょう。

iDeCoは掛け金の全額が所得控除されるので、かなりお得な制度です。

ただし、60歳まで(最長65歳まで)引き出しが出来ずに資金拘束されます。

また、口座管理手数料(金融機関のほか、国民年金基金連合会や信託銀行への手数料含む)がかかること、金融機関によって取扱商品が異なることから、どの金融機関でiDeCo口座を開設するかは重要な問題です。

コツコツと積立を行いながら、複利の力を借りて増やす

つみたてNISAやiDeCoの利用を優先した上で、さらに余力がある場合はネット証券の特定口座でつみたて投資を行います。

何の銘柄を買うかは個別株の場合は重要な問題ですが、インデックス投資の場合はそれほど重要ではなく、手数料(信託報酬)が安いのを買っておけば良いでしょう。

私はつみたてNISAで「eMAXIS Slim先進国株式」を購入しています。

毎月どれだけのお金を投資にまわせるか、どれだけリスクを取るかという点について、ルールや仕組みを作ってしまうこと。

具体的な我が家の投資方針は以下の記事で紹介しています。

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じゅん@

アラフィフ会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴19年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

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