楽天証券のポイント制度の変更点まとめと今後の対応

ここのところ楽天グループのサービス改悪が目立っていますが、楽天証券でも「楽天カードクレジット決済」のポイント還元率を大幅に下げるという内容ほか発表が行われました。

公式HP投信積立での「楽天キャッシュ決済」の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について

いつかはこういう時が来るとは思っていましたが、楽天証券が他社と差別化するための一番のアドバンテージがこの楽天カードクレジット決済のポイント付与だと思うので、大きなニュースとして捉えています。

ポイントなんて「おまけ」だと言う人も居ますが、投資信託は基本どこで買っても中身は同じ(買付手数料がかかるものは論外)なので、口座選定にあたって「付加価値」が何であるかというのは、非常に重要な話だと思っています。

今回、SPU!のルール変更、投資信託資産形成ポイントの付与率変更なども発表がありましたので情報の整理と今後の対応をまとめます。

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楽天カード決済ポイント付与率が0.2%に低下

楽天証券が、楽天カードのクレジット決済による投資信託積立てでポイント1%還元を始めた時は、積み立て投資家にとって非常にインパクトの大きいニュースでした。

今回発表された内容によると、2022年9月買付分(2022年8月12日時点の積立設定に基づく買付)より、投信積立の楽天カードクレジット決済について、ポイント還元率が変更されます。

具体的には、投資信託の信託報酬のうち、楽天証券が受け取る手数料年率が0.4%以上の銘柄では1%のポイント還元を継続、0.4%未満の銘柄では0.2%に下がります。

私が積み立てているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)はもちろん後者の0.2%。

これまで月5万円の積み立てで500ポイントを得ていましたが、100ポイントに下がります。

一方、SBI証券の三井住友カードによる投信積み立てで付与されるポイントは0.5%~2%となっており、三井住友カードゴールド ナンバーレス(NL)で、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を月5万円積み立てた場合は、1%(500円相当)が付与されます。

マネックス証券でも2022年2月25日より、マネックスカード投信積立サービスを開始しました。こちらは1.1%還元です。

楽天キャッシュ決済によるポイント付与が新設

クレジットカード決済のポイント付与率を下げる一方で、楽天キャッシュ決済による投信積み立てが可能となります。

楽天キャッシュとは、オンラインや楽天Payアプリで使うことができる電子マネーですね。

楽天カードから楽天キャッシュにチャージする際に0.5%のポイントが付与されます。また、2022年8月買付分から12月買付分までの一時的なキャンペーンですが、楽天キャッシュで投信をつみたてる際にも0.5%が付与されるというもの。

ただ、楽天キャッシュを間にはさむ事で、楽天カードの利用明細から何に使ったのかがマネーフォワードなどで自動判別できなくなるので、正直わたしはあまり使いたくないサービスです。

(2022/5/21追記)
しかし!楽天ポイントギフトカードが楽天ギフトカードとなり、コンビニなどで「楽天キャッシュ」が買えるようになると発表されました。高還元クレジットカード等からチャージしたnanacoで楽天キャッシュが買えるとなると、1%還元どころの話ではなくなるので今後の動向に注目しています(これ、楽天ではなくクレジットカード会社等の負担になる仕組みなので、色んなところで問題になりそう)

楽天証券関連のSPU!条件の変更

公式HP楽天市場で開催するSPUに米国株式が仲間入りします!あわせて投資信託のSPU条件も変更となります(4月購入分から)

これまで500円以上のポイント投資(ポイントは1ポイントでも可)で、楽天市場のSPU!が+1倍となっていましたが、2022年4月より少し難易度が上がります。

マネーブリッジ(楽天銀行との口座連携)必須は良いとして、米国株式へ30,000円以上のポイント投資でSPU!+0.5%、投資信託へ30,000円以上のポイント投資でSPU!+0.5%となります。

ポイントは1ポイントでも可能なので、1ポイントとクレジットカード積み立ての併用としたいと思いますが、2022年4月のSPU条件の変更に合わせるには、2月13日(日)~3月12日(土)の間にクレジットカード積み立ての設定を変更する必要があります

私は米国株は購入しないので単純に0.5%改悪のニュース。楽天証券だけでなく楽天市場を使うモチベーションも下がるというダブルパンチとなっています。

また、米国株購入によるSPU対象商品は積立注文は除外、VTやVTI、VOOなど長期投資に適した銘柄(海外ETF手数料無料プログラムの対象銘柄)も対象外となっており、正直使い勝手は悪いです。

ハッピープログラムポイント付与条件変更

楽天証券と楽天銀行を連携させる「マネーブリッジ」利用者は、ハッピープログラムというサービスが適用されます。

これまで、ハッピープログラムでは、毎月残高10万円ごとに3~10ポイントが付与されていましたが、「一定の残高をはじめて達成した場合」にのみポイントが付与されるように大きく改悪されます(ハッピープログラムが適用されていない人向けの「投資信託資産形成ポイント」も同様)。

公式HP【楽天銀行・ハッピープログラム】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ
公式HP【投資信託資産形成ポイント】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ

変更後の条件での判定開始は、2022年4月末時点より(2022年6月進呈分以降)ということですが、注意事項があります。

2022年3月末時点で投資信託の残高を保有されている場合は、2022年3月末時点の残高を基準とし、2022年4月末時点ではじめて該当残高を達成したかどうかを判定します。
(例)
2022年3月末時点で残高100万円保有しており、2022年4月末時点でも残高100万円を保有していた場合、2022年4月末時点で100万円をはじめて達成したことにはならないため、ポイントは付与されません。
(次のポイント進呈の対象となる200万円を達成した場合にポイント進呈となります)

月末残高が初めて到達した際のみ、ポイント付与されるということで、長期保有に対するご褒美ではなくなってしまいました。

SBI証券の投信マイレージサービスがいつまで続くかわかりませんが、SBI証券では現状、月間保有額の0.02%~0.25%のポイントが付与されます。例えばeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の付与率は0.0420%となっていますので、1000万円分保有している場合、年間で4200ポイント(毎月350ポイント)が付与されます。

私はSBI証券で信託報酬が高めの旧世代のインデックスファンドを長期保有し続けている事もあり、毎月3,000ポイント程度をもらっているので、ポイントシステムの差は大きいと思います。

証券口座の選定基準

以上のような制度変更を踏まえて、今後楽天証券をどう使うか考えなければなりません。

冒頭でも書いたように投資信託は基本どこで買っても中身は同じ(買付手数料がかかるものは論外)なので、口座を選ぶための「付加価値」が何であるかというのは、非常に重要な話だと思っています。

証券口座を選ぶにあたって、投資信託を使ったほったらかし長期投資家としては、昔から以下のようなことを気にしています。今はネット証券であれば1~4はだいたいどこも問題無いですよね。

  1. セキュリティは問題ないか
  2. 低コストインデックスファンドの取り扱いがあるか
  3. 余計なコストがかからないか(今はノーロードが常識ですが)
  4. 入出金は容易か(銀行口座、クレジットカードとの連携)
  5. ポイントサービスが重実しているか

頻繁に売買する訳ではないので、ユーザーインターフェイスの使いやすさは気にならないです。証券会社からの投資情報も必要としていません。
私の場合やっぱり、ポイントサービスが重実しているかが決め手となるので、今回の楽天証券の一連のポイント制度改悪のインパクトは大きいです。

という訳で、私は元々SBI証券をメインとして使用していましたが(つみたてNISA口座も含む)、口座整理の良い機会だと楽天証券の残高は一旦SBI証券に移管してしまおうと思います。また、楽天証券での新規の積み立てはしばらくは続けますが、キャンペーンをやっている来年一杯までで良いかなと現時点では考えています。

楽天証券からSBI証券へ投信移管手続き

公式HP投資信託の出庫手続き(楽天証券)

投資信託の移管は、書類を送るだけで何の手間もなくできますし(楽天証券も電話申し込みからネットでPDFを入手して自分で印刷に変わりました)、SBI証券への入庫は移管手数料を全額持ってくれるキャンペーンを実施中です(恒久化されました!)。

更に2022年3月31日まで「SBI証券への入庫で投信お乗り換えが超おトクキャンペーン」も行なわれており、条件がありますがもれなく1000ポイントがもらえます(入庫締切は4月30日まで)。

ちなみに、SBI証券で移管手数料をキャッシュバックしてもらうためには、移管完了後、入庫月に応じた書類到着期限該当月の第3金曜日までに投資信託入庫申込書と領収書(領収書の写し)を郵送する必要があります(期限がある事に注意!)。

移管手数料領収証の発行を行っていない証券会社の場合、日付、移管対象銘柄名、移管手数料が記載されている当該証券会社のWEBサイト画面のハードコピーを送付するとのことです(楽天証券の場合、画面右上のマイメニュー>口座明細(精算履歴)で、振替出金として移管手数料がわかります)。

楽天証券の今後の積み立てスケジュール

ポイント還元率変更のスケジュールからすると、8月積み立て分(7月12日設定締め切り)までは、ボーナスをあてにして楽天カードと楽天キャッシュの両方で積み立てを行ない、以降は楽天キャッシュのみ、キャンペーンが終わる1月積み立て分(12月12日設定締め切り)からは、楽天証券での積み立てを解除して、メイン口座であるSBI証券に一本化しようと思います。

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じゅん@

40代会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴17年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

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