PR

ネット証券の海外ETF(外国株式)の移管手続き

Photo by Kyle Glenn on Unsplash

なんとなく増えてしまった証券口座は、残高管理にしろ損益通算にしろ、やはり管理が面倒です。口座の整理を行うには、株式なり投資信託なり、一旦売却してから買い直すのが簡単ですが、海外ETFの場合は為替の問題もあるので、そう簡単には行きません。

現時点ではSBI証券と楽天証券からの海外ETF(外国株式)の入出庫は手数料無料ですが、マネックス証券では出庫は有料ですし、将来改定される可能性があります。

手数料無料のうちに口座の整理を進めてはいかがでしょうか。

私が海外ETFを楽天証券からSBI証券へ移管手続きしたのは2009年と、10年以上昔の話になってしまったので、今一度、現在の手順とルールをまとめておきます。

海外ETF移管の基本の流れ

以前は、海外ETF(外国証券)の移管は、移管先(受け側)へ「外国証券会社間移管申込書」を提出して手続きを行っていましたが、2015年6月にルール変更があり、移管元(送り側)となる証券会社へ申込書の請求・提出を行うようになっています(国内株のルールと統一されました)。

海外ETF(外国証券)の移管の場合には、移管元(送り側)の証券会社にて手続きを行います

書類の請求は原則コールセンター(カスタマーセンター)に電話で依頼することになりますが、SBI証券ではPDFが公開されており、セルフ印刷が可能です。

あとは、書類が届き次第、記入・捺印して送り返す。
私の場合、途中で正月をはさみましたが、1ヶ月もかからずに移管完了しました。

楽天証券から他社へ海外ETFの移管方法

公式サイトのQ&Aには下記の説明がありますが、HP上の記載が誤っているページもあり(2015年の制度変更以前の記載が残っている)、非常にわかりにくいです。

楽天証券から他社へ移管する場合は、楽天証券のカスタマーサービスセンターへ電話し、手続き書類の送付を依頼します。

楽天証券|カスタマーサービスセンター:0120-885-687

受付時間:平日午前8時~午後6時(年末年始祝祭日を除く)
(携帯・PHS・050で始まるIP電話からは、03-6739-3322/有料

楽天証券から他社へ移管する場合、他社から楽天証券へ移管する場合、どちらも無料で、楽天証券での手数料はかかりません(他社でかかる可能性はある)。

Q. 他社に預けている外国株式の移管方法について教えてください

A. 弊社の米国株式および香港株式の取扱銘柄で、かつ、国内の証券会社からであれば移管を承れます。他社から弊社への移管をご希望の場合には、移管元の証券会社に必要書類をご請求いただき、その証券会社にご返送ください。

通常約2週間で手続きが完了いたします。 (移管元の証券会社および弊社の照合手続き、事務処理等により移管完了までにかなりの日数を要する場合がございます。予めご了承ください。)

お手続きが完了しましたら、お客様の「メインメールアドレス」宛てにメールを送信いたします。保有の状況は、会員様ウェブ画面ログイン後「海外株式」内、各「保有銘柄一覧」にてご確認ください。

※IFA取扱口座では、メール送信をいたしておりません。ログイン後の「お知らせ」画面にて、ご確認をお願いいたします。

※他の証券会社の特定口座で保有なさっている海外株式を弊社の特定口座に移管することができます。ただし、再度他社へ移管する場合は、一般口座での移管になります。

※取扱銘柄の上場廃止、破産等が現地で発表された場合、状況により移管について制限を設けさせていただくことがあります。

※海外ブローカーからの移管は、現在対応しておりません。

※米国籍のお客様、米国グリーンカードを保持しているお客様においては、米国株式のお取引および、入庫、移管は取扱しておりません。

※現地の取次ぎ先のルールにより、株価が1セント未満の米国株式の移管を承っておりません。

※香港株式の移管の場合、移管元の証券会社の手続きによって、「残高報告書」または「取引報告書」のコピーを提出していただく場合がございますので、ご確認ください。

 

SBI証券から他社へ海外ETFの移管方法

SBI証券では、海外ETFの移管についてHP上でページを割いて説明されています。また、「外国証券移管依頼書(特定口座)」のPDFが掲示されていますので、自身で印刷して手続きを行うのが早いです。

SBI証券から他社へ移管する場合、他社からSBI証券へ移管する場合、どちらも無料で、SBI証券での手数料はかかりません(他社でかかる可能性はある)。

SBI証券|カスタマーサービスセンター:0120-104-214

受付時間:平日午前8時~午後6時(年末年始祝祭日を除く)
(携帯からは、0570-550-104/有料)

外国株式(米国株式・中国株式)の移管出庫サービス

マネックス証券から他社へ海外ETFの移管方法

マネックス証券の米国株の移管に関する説明は下記のページにあります。また、外国株式用の「特定口座内保管上場株式等移管依頼書」のPDFが公開されています。

マネックス証券の場合、注意が必要で、他社への移管は1銘柄につき3,000円(税抜)の手数料がかかります。

マネックス証券|カスタマーサービスセンター:0120-846-365

受付時間:平日午前8時~午後5時(年末年始祝祭日を除く)
(携帯からは、03-6737-1666/有料)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
いつもありがとうございます!
応援頂けると更新の励みになります。
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ
にほんブログ村
 国内・海外ETF情報 
この記事がお役にたちましたら、是非シェアして頂けると嬉しいです。
じゅん@

アラフィフ会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴19年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

Twitter・RSSを購読する
投信で手堅くlay-up!(インデックス投資ブログ)

この記事の感想を下のコメント欄でお寄せください

  1. TAD。 より:

    私も楽天、SBI、マネックスとバラバラに物件があるので
    管理が面倒で、まとめたいとは思っているのですが
    どの証券会社も一長一短で決めかねています・・・
    楽天証券の最大の弱点であった
    米国株式口座の配当金強制円転も無くなり
    ラインアップ拡充の早さも気に入っているので離れがたいし
    マネックス証券は米国ETF対応が遅かったので
    無視してたんですが、実は米国株式手数料が一番安かったり
    総合力で言うとSBI証券な気もするし・・・

  2. じゅん@ より:

    >TAD。さん
    サービス面では確かに一長一短。
    この先、どこかが何か決定的な独自性を出してくるとも思えないので、わざわざ口座をまとめる必要は無いのでしょうが、やはり分散していると管理が「面倒」ですよね。
    折角、手間をかけない事がポイントのひとつであるインデックス投資をやっている訳なので、できるだけシンプルにしたいと言うことで今回の移管です。
    普段の管理の面倒さに比べれば、移管なんて簡単な事なので、私はやって良かったですよ。

  3. mnx より:

    はじめまして。
    おじゃまいたします。
    マネックスでは、米国株ETFの出入庫は対応していません。
    しかも分配金から米MMFを買うこともできません。
    (外貨MMF購入は、円からの購入のみ)
    https://faq.monex.co.jp/EokpControl?&event=CE0002&cid=1047053
    システム的に対応できないのか、
    会社の方針なのかわかりませんが、
    早急に改善してもらいものです。

  4. じゅん@ より:

    >mnxさん
    情報をありがとうございます。
    どうやら私がこの記事を書いた当時のこのQ&Aの内容は中国株に関する記載で、米国株ETFの取り扱いが始まってもアップデートされていなかったようですね(記事はわかりにくいので修正します)。
    それにしても、マネックス証券が米国ETFを扱い始めてもうすぐ2年です。
    分配金から米MMFを購入出来ない事も含めて、他社(SBI証券と楽天証券)では可能なことを未だやらないと言うのは、技術の問題というよりは会社の方針なのでしょうね・・・