過去10年のインデックス投資界の出来事と私の投資スタイル変遷

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インデックス投資と一口に言っても実際の投資スタイルはかなり細分化されます。中でも商品選択を決める大きな要素としては「コスト重視」か「ほったらかし重視」かという視点でしょうか。

私は今ではほったらかし重視派ですが、インデックス投資を行う環境が整ってきたのはこの10年弱、それに合わせて投資スタイルも変化しています。

2005年以降のインデックス投資界の出来事と私の投資スタイル変遷をまとめてみました。


導入期(2005年~2006年)

当時、インデックス投資を扱うブログは数えるほどしかありませんでしたが「ファンドの海」「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」「NightWalker’s Investment Blog」「ホンネの資産運用セミナー」など、今でも人気のブログを情報源として隅々まで読ませて頂きました。

私が初めて投資信託を購入したのが2006年2月。「外国債券インデックスファンド(旧:中央三井外国債券インデックスファンド)」でした。年率0.7%の信託報酬は今となっては高すぎますが、当時は他に外債インデックスファンドの選択肢は無く、最も低コストな部類だったんですよ。まだノーロードが一般的ではなくて、販売手数料として1%程度支払うことも当たり前の時代です。

あちこちのマイナー証券や地方銀行に口座を開設して、いかに低コストの投信を見つけるかがブログ界隈でホットな話題となっており、私もブログを開設し情報収集に励んでいました。

勉強するにつれて色々と試してみたくなるもので(ブログネタにもなる)、2006年末当時のポートフォリオがこちら。

皆様の今年一年はいかがだったでしょうか?うちは家族がみな健康に過ごせた良い一年でした。一番の出来事はやはりマンションを買った事。35年という気の遠くなるローンを背負った事で、長期的な資産形成を考える良い機会となりました。また、今年は実際に投

インデックスファンドが中心ではありましたが、流行りものアクティブファンドや個別株にも手を出していました。最初からインデックスファンドオンリーでなかった事は、実は私にとって良い経験になっていて、それまで経済や投資に全く興味や縁が無かった理系バカの私が、財務諸表はどうやって読むのか?と勉強するキッカケとなりました。

確立期(2007年)

2006年10月に楽天証券が米国株ETFの取り扱いを開始しました。これは大ニュースとなり、2007年7月には私も初めて海外ETF(SPY、EFA)を購入しています。

ここらで、インデックスファンドを積立てて、ETFへリレーするリレー投資のスタイルが確立しました。

自分でまめ株を集めてオリジナルファンドを作ってみたり(そう簡単にはTOPIXに勝てない)、個別株の値動きに一喜一憂してみたり、ETFの逆張りタイミング投資も結局底がわからないので更に損失を広げたりと、身銭を切って学びました。

2007年末には、早々に個別株投資はやめ、完全にインデックスファンド又はETFの積立とする方針に転換しています。当時まだ、自動積立に対応するファンドも限られており、手動で毎月タイミングを見ながら積立てるスタイルです。

成長期(2008年~2013年)

2008年1月のSMTインデックスファンド(旧:STAMインデックスファンド)がシリーズで登場した事がインデックス投資の世界に非常に大きな影響を与えたと思います。低コストインデックスファンドによるアセットアロケーションの構築が可能となったのはSMTインデックスファンドの功績と言って良いのでは。

現在SMTとならぶeMAXISインデックスファンドシリーズが登場したのはそれから2年弱が経過した2009年10月の出来事でした。

私が初めてメディア(日経マネー)の取材を受けたのが2008年1月、インデックス投資家とはじめてオフ会に参加したのが2008年2月、個人投資家の手による「第1回インデックス投資ナイト」が開催されたのが2009年1月と、この頃はイベントが盛りだくさんでした(ある意味フラグだった?)。

2008年9月リーマン・ショックを経験して、改めて資産運用(形成)のあり方を見直し、住宅ローンの繰上げ完済、保険の見直しを行っています。また資産管理に関わる手間もある意味コストと考え、証券口座の集約(投信、ETFの移管)を行い、現在のスタイルがほぼ固まった時期です。

2008年のリーマンショック後に投資を始めた方が増えてきていますので、リーマン・ショック前後でどんな雰囲気だったのか、また私のアセットアロケーションがどう変わったのか、過去のブログ記事を振り返ってみます。まず、下図が2006年からの我が家の

2010年末には水瀬ケンイチさんと山崎元さんの共著「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」が出版されています(私も一部登場しています)。その後改定版も出版されました。新書で簡単に読める良書ですので、ぜひ一度読まれる事をお勧めします。

インデックス投資ブログ界を代表する梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの著者 水瀬ケンイチさんと、辛口経済評論家として著名な山崎元さんの共著「...

熟成期(2013年~2015年)

2013年末の軽減税率の終了をキッカケに、海外ETFから撤収しインデックスファンドに移行する事としました。

表題の通り、海外ETFをすべて売却し、インデックスファンドへ変更しました。これまで海外ETF(特にVT)に投資していましたが、結構前からなんとなくスッキリしない迷いがありました。1年程前には、水瀬さんのブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォー

これまで、信託報酬を下げる事を第一に考えてきましたが、運用が仕事でも趣味でもない私にとっては、完全放ったらかしでお金に働いてもらうのが理想ですので、ETFへのリレー投資という面倒な事をやめて、インデックスファンドの自動積立オンリーのスタイルを選択しました。その後、2017年現在でもこのスタイルが継続しています。

再構築期(2015年~)

SMTシリーズとeMAXISシリーズが2強となるなかで、ニッセイAMの<購入・換金手数料なし>シリーズが信託報酬率最安の挑戦を仕掛けてきました。

昨日からニッセイAMのサイトが相当繋がりにくくなる程の大ニュースとなっていますが、ニッセイAMの低コストインデックスファンドシリーズの3銘柄...

2015年末に発表されたニッセイの信託報酬率の低減のニュースは、ファンドによっては国内上場のETFの信託報酬率をも下回っており、インデックス投資は新たなフェーズに突入します。

その後のたわらノーロードシリーズ、iFreeシリーズ、eMAXIS slimシリーズの登場など低コスト競争は激化。
まさかこの10年程度でこれ程までにインデックスファンドのコストが下がるとは予想しませんでした。

個人投資家としては大変ありがたいことです。

さて、簡単に振り返ってみましたが、投資環境の変遷が面白いと思いませんか?

投資ブログの過去記事をさかのぼって読んでいくと、こういった心境や環境の変化がわかり、ノンフィクションドラマとして面白いと思います。連休などまとまったお休みにお気に入りの投資ブログの過去ログをさかのぼってみてはいかがでしょうか。(ちなみに当ブログの過去記事は右カラムの月別アーカイブよりアクセスできます)

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