インデックス投資ナイト2022 スピンオフ企画レポート

投資家による投資家のための手作りイベント「インデックス投資ナイト」も2009年1月の第1回から実に13回目となりました。2009年1月と言うと、まさにリーマン・ショック後のどん底の頃。当時マイナーな投資手法であったインデックス投資についてお酒を飲みながらお話しましょうというマニアックな会がここまで続いているのは凄いなと。実行委員の皆様にはいつも感謝しています。

全国のインデックス投資家と話ができる(そして酒を飲める)のが、本来このイベントの醍醐味ですが、コロナ禍ということで、昨年に続き無観客オンラインで開催されました。最近はインデックス投資家の裾野も広がっていますし、ゆるーくオンラインで繋がる方が時代に合っているかもしれませんね(有料配信ですが、私の場合は交通費を考えると安いものです)。

という事で、どういったイベントなのか、簡単に記録に残しておきます。

日時:20227月9日(土曜日) 開始19:00 終了21:15
会場:東京カルチャーカルチャーよりツイキャスにて中継
チケット代:2,500円+システム利用料100円

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第1部 投資家座談会『相場の変動の大きさをどう乗り越えるか?』

■第1部 投資家座談会『相場の変動の大きさをどう乗り越えるか?』

登壇者

過去の下落遭遇時に考えたことは?今後想定している下落幅は?など色々な話題について下落相場を経験した投資家の言葉が語られました。

リーマンショック、コロナショック、そして現在の悶々とした状況がありますが、ねこまにあさんが話されていたように「自分としてはやることはつみたてだけなので相場の見通しも不要だし、下落している事すら知らない」という状態は、私も理想とするところです。

とは言え、大金をリスクに晒した状態でこの心境に至るには、工夫が必要だと思います。私は、現金を十分に持ってリスク資産比率を保守的に抑えるとか、twitterで毎日上がった下がった言う人はフォローしないとか意識してやっています。

実際に40-60%の下落は見ておく必要があるというのが壇上でも言われていましたが、実際にリーマン・ショックでは50%以上リスク資産が減りました。そのため、リーマン・ショック以降は私はリスク資産比率を50%程度に維持しています。

サラリーマンか、個人事業主かという背景も人それぞれですが、登壇者の無リスク資産は、くはさんは13%、小林さんは60%~70%、ねこまにあさんは40%~50%ぐらいとのことでした。

相場の変動を乗り切るには、リスクを取りすぎない事が大事ですが、あとは同じ長期投資を目指す仲間がいることも大切ですね。

第2部 『ついに始まった高校での金融教育は役に立つか?』

■第2部 『ついに始まった高校での金融教育は役に立つか?』

登壇者

  • 竹川美奈子さん(LIFE MAP,LLC代表、ファイナンシャル・ジャーナリスト)
  • 森元憲介さん(東京証券取引所金融リテラシーサポート部 課長)

2022年4月からは成年年齢が引き下げられて、18歳からクレジットカードなどさまざまな契約を自分の意志で行えるようになり、金融教育はより重要になっています。

壇上では金融庁の高校向け経済教育指導教材の目次(上図)が示されていましたが、実際この資料、内容よく出来ていると思います。

高校生がどこまで自分ごととして興味を持つかわかりませんが、社会人になったら避けて通れない話(これまでは、皆なんとなく自分で知識を身につけていた?)について、こういう事があると知る切っ掛けになれば良いですね。
公式サイト金融庁|高校向け 金融経済教育指導教材の公表について

高校生のための金融リテラシー講座(全体版、PDF)

第3部 激論:『話題のレバレッジ投信、激安アクティブ投信はインデックス投資家にとってアリかナシか?』

■第3部 激論:『話題のレバレッジ投信、激安アクティブ投信はインデックス投資家にとってアリかナシか?』

登壇者

レバレッジ型投資信託はインデックス投資なのか? 長期投資や積み立て投資としてアリなのか?

山崎元さんが「レバナス買うほど馬鹿じゃない」とおっしゃっていたように、積み立て商品としては「ナシ」というのが全員のコンセンサスです。ただ、ナスダック株が好調だった背景もあって、短期の見通しに基づいて買う分には、それこそ山崎元さんの好きな馬券を買うよりは期待値の高いギャンブルだと。

さすがに「標準偏差47%」のファンドで資産形成しようとは思いません。

ということで、登壇者全員がレバレッジ型投資信託に否定的な立場なので激論とはなりませんでした。

超低コストアクティブファンド「SOMPO123 先進国株式」

また、新たにインデックス型投資信託よりも安いアクティブ型投資信託が登場している点について話題に取り上げられていました。

SOMPOアセットマネジメントの「SPMPO123 先進国株式」は、まだ純資産額が15億円程度の新設ファンドですが、なんと信託報酬率が0.077%(税込)です。

低コストインデックスファンドの代表である、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬率が0.1023%(税込)なので、これは非常に面白いファンドだと思います。

このファンドは日本を除く先進国株式の中から主要な123銘柄程度に分散投資を行うということで、バックテストの結果では、参考指数はMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)にほぼ追従できるのではないかという目論見です。

昔は、コンプライアンスの問題もあって、インデックス縛りがないと運用会社が好き勝手に出来てしまって不安ということもありましたが、今はそんな事は無いでしょう。

従来のインデックスファンドは指数に縛られすぎており、信託報酬コストが小さくなった今、指数のライセンスフィーコストが占める割合も大きいということで、独自に銘柄選定するのはアリなのではないでしょうか。

ただ、優等生がそこからさらに成績を上げるよりも、出来ない子の方がより大きく成績を上げるポテンシャルがあったりする訳で、意図的にダメな株を排除してしまうことで、指数に劣後する可能性もありそうですよね。あくまで、SOMPO123は、アクティブファンドの位置づけで。

イベントレポートの紹介

さて、昨夜のインデックス投資ナイトの視聴者はほぼインデックス投資家だろうと思いますが、それでも見る人の立場によって、注目する点が異なっていて面白いと思います。

ブログ等、感想を書かれたものを見つけましたらこちらからリンクさせてもらいたいと思います(掲載希望や逆にリンクを望まれない方は、お知らせ頂ければ対応します)。

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じゅん@

40代会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴17年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

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