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ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ第5期運用報告書

先日おこなわれました、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018でも外国株式インデックスファンドが上位の常連となっていますニッセイAMの<購入・換金手数料なし>シリーズの主なファンドで決算が終わり、運用報告書が公開されました。

私は<購入・換金手数料なし>シリーズでは、外国株式インデックスファンドとTOPIXインデックスファンドをつみたて購入していますが、TOPIXの方は決算日が2月のため、今回の運用報告の対象に含まれていません。

外国株式インデックスファンドについて、運用報告書の内容を以下にチェックしておきます。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド運用報告書

信託報酬年率0.109%(税抜)

現行の外国株式インデックスファンドでは最安です。

※当ファンドの信託報酬は、直近では2018年8月21日に引き下げられました(変更前:0.189%(税抜))

運用実績

今期(第5期)の騰落率は+1.8%(ベンチマークのMSCIコクサイ(配当込み)は +1.7%)
ベンチマークに概ね連動しました。分配金は0円(ファンド内で再投資)。

諸費用明細(1万口当たり)

運用報告書2ページ目の「1万口(元本 10,000 円)当たりの費用の明細 」より実際にかかったコストをチェックします。


実質コスト 0.269% (税込)

今期の評価期間(2017年11月21日~2018年11月20日 )は信託報酬引き下げ前の期間を含みます。

純資産額等

純資産額 1,018億円

ニッセイ外国株式インデックスマザーファンド純資産額 1,497億円(2018年11月)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの実質コストについて

当ファンドは、例えば3年前(第2期)の運用報告では実質コストが0.557%(税込)という水準でした。

毎年、運用報告書を見ると信託報酬以外のコストがその他コストとして0.1%以上乗っており、他社のライバルファンドに比べて実質コストが高いんじゃないの?と指摘していましたが、今期は継続的な信託報酬の引き下げとその他コストの見直し努力によりここまで実質コストが下がってきました。

現在の水準は、ライバルのeMAXIS Slim先進国株式インデックスファンドと比べても甲乙つけがたいものだと思います(ただしファンド間の実質コストの単純比較は難しく、後述の通り評価期間を揃えてトータルリターンを見た方がフェアだと思います)。

また、2018年11月以降は監査報酬についても引き下げが行われました。これは珍しい試みだと思います。

関連インデックスファンド<購入・換金手数料なし>シリーズの監査費用の引き下げについて

つみたてNISAでは20年にわたる長期投資となりますので、こうして運用改善を継続してもらえるファンドは受益者として非常にありがたいです(従来は次々と新しいファンドに乗り換えるしかなかった)。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドのベンチマークからの乖離について

当ファンドは過去にはデイリーの運用成績について、ベンチマークからの乖離が大きいのではという指摘がありました。

今期の運用結果を年間で見れば、配当込み指数との差は信託報酬コストでほぼ説明ができるため、あまり気にする必要は無いように思います。

念の為、過去1年間のトータルリターンとそのばらつき(標準偏差)のデータをモーニングスターにより確認しましたが、ニッセイ、たわらノーロード、eMAXIS Slimの最近の主流ファンド(新御三家)の中で標準偏差はニッセイ外国株式が一番小さく、トータルリターンも遜色ありませんでした。

2018年12月31日時点 ニッセイ たわら Slim インデックスe SMT
トータルリターン(1年) -11.09% -11.10% -11.00% -11.37% -11.39%
標準偏差(1年) 17.14 17.17 17.16 17.18 17.14

一世代前の優良ファンドである、外国株式インデックスe(現在でも金額ベースで私のポートフォリオで一番比率が多いファンド)やSMTグローバル株式インデックスは信託報酬コストの差分最近の低コストファンドにはトータルリターン負けていますね。

私は引き続き、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの積立を続けていく予定です。

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じゅん@

アラフィフ会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴19年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

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