新しく投資本を買うのは久しぶりです。
と言うのも、「インデックスファンドで長期・分散」というのが自分のスタイルとして固まった今、あれこれと投資本を読む事は娯楽にはなっても、あまり実に成らないと感じていた為・・・
本書は、昨年秋の金融危機以降に書かれている点が新しく、その点これまで私が読んできた投資本とは異なります。
既に相互リンク先などでも、良書だと紹介されていますが、
「買う時期と買う資産の分散、長期、低コストという運用の大原則」の効果は、今回の金融危機でも発揮されたのか?
非常に興味のある内容であり、今回手に取ってみました。
序章 1929年の大恐慌を克服した長期分散投資
第1章 金融危機を乗り切るしぶとい投資とは
第2章 アセットアロケーションの作り方
第3章 ETFを深く知って収益アップ
第4章 金融危機でどうする個別株投資
第5章 外貨とREIT、「高利回り」の狙い方
第6章 お金の「安全」について真剣に考えよう
私自身、分散投資を行っていますが、実際のところ大きくマイナスの運用で、そんなに自信満々に突進するような状況ではありません(もちろんドルコスト積み立てで継続はしていますが)。
本書は金融危機を含めた最新のデータを元に、改めて分散投資の効果を解説しており、そんな不安も打ち消すようで非常に心強い内容となっています。
また、インデックスファンドによる分散投資に限らず、個別株や外貨、REIT、保険などにもページをさき、これらについても今回の金融危機で何が起こり、どのような影響があったのかと言う事を判りやすくまとめた内容である点も、本書のポイントではないかと感じました。
私も「しぶとい分散投資」を継続するぞと改めて感じた1冊でした。
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