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イザというときのために若い人も自筆証書遺言書を作成しよう

我が家の資産管理は私に全て任されているのですが、もし私の身に何かあった時に妻が困らないように資産(口座)目録を含むメモを用意しています。

最近はそれを更にすすめて、自筆証書遺言書を作成しようとしています。

自筆証書遺言書については、ちょうど今年の7月に民法(相続法)の法改正もあり書きやすくなりましたので良い機会だと思います。

法改正について詳しくは、Twitterでフォローさせて頂いているFPブロガーMisaki(@fpmisaki2)さんのブログ記事がわかりやすくオススメ。

きっかけは離れて暮らす親の心配

もともとは親の年齢から健康上の心配もあり、イザという時どうするよ?と言う話を年末年始に家族で集まった時にした事がきっかけ。

私の親も父が資産を全て管理しており、母は全容を把握していませんでした。

聞いていみると、父はちゃんとエンディングノートを用意していましたが、どこに保管してあるかまで教えてもらわないと困りますね。

ということで、イザという時に困らないように準備しておく事が大切ですが、親に限らず私自身もいつ何があるかわかりません(実際、40代半ばになって亡くなる友人・知人も出てきています)。

子供のいない夫婦こそ遺言書が必要

我が家は子供が居ない夫婦ふたり暮らしですが、もし私の身に何かあった場合、妻(配偶者)は必ず相続人になりますが、親(直系尊属)も法定相続人になります(親が亡くなっている場合は、私の兄弟姉妹、場合によっては甥姪まで)

妻と私の親で相続する場合、妻に2/3、親に1/3と民法では相続分が決まっています(妻と兄弟姉妹の場合は、妻に3/4、兄弟姉妹に1/4)。

我が家の資産は夫婦二人で働いて貯めたものですが、便宜上、大半は私名義の口座に入っており、自宅マンションの名義も私になっているので、妻に相続されないと都合が悪いです。

幸い親兄弟との関係は悪くないので、妻がそのまま100%相続できると思ってはいますが、相続人全員で遺産分割協議を行って、遺産分割協議書を作成する必要があり、相当大変だと想像できます(しかも全員の実印を押して印鑑登録書も集める必要がある。実印を作るところから必要な人も居るよね?)。

私自身はまだ若いと思っていますが、今のうちに遺言書を作っておくのが妻のためになるだろなと。

妻と子供がいる場合の相続手続きは?

妻と子供がいる場合の相続は、相続人と相続分は妻に1/2、子に1/2となっており、手続きは簡単そうですが、この場合も親子内での遺産分割協議が必要です。

特に子供が未成年の場合は、人数分の特別代理人を家庭裁判所に選任してもらう必要がありますが、特別代理人には戸籍謄本や住民票、身分証明書の提出ほか、押印手続きをお願いしなければならず、これも簡単ではありません。

遺言書があれば、特別代理人の手続きを避ける事ができるので、やはり今のうちに遺言書を作っておくメリットがあります。

遺言書の書き方にはルールがあります

遺言書は一般に、本人が自筆で書く「自筆証書遺言」と公証役場で公証人が作成する「公正証書遺言」がありますが、公正証書遺言では数万から数十万の費用がかかるので、とりあえず気楽に書けるのは自筆証書遺言ですね。

ちゃんと有効なものにするためにルールに沿って作成する必要がありますが、我が家はアイキャッチ写真にもあるコクヨの遺言書キットを購入しました。

書き方と手続きの解説書とコピー防止タイプの用紙、封筒と必要なものが全て揃っています。

ちなみに、エンディングノートも各社から出ていますが、内容構成が書きにくいものもあるようで、コクヨのエンディングノートはわかりやすくて書きやすいと親にも評判が良いです。

コクヨ 便箋 遺言書キット 遺言書虎の巻ブック付き LES-W101
コクヨ(KOKUYO)
初めてでも簡単に遺言書を作成できるキット。分かりやすい虎の巻ブック付き。
コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート B5 LES-E101
コクヨ(KOKUYO)
「もしもの時」に備え、自分の大切な情報を1冊にまとめておけるノート。

イザという時のためのメモとして書き留めている内容

遺言書の作成のために預貯金や有価証券、土地・建物などの資産を全て洗い出していますが、遺言書を作る作らないに係わらず、これらの資産(口座)目録は作っておいた方が良いでしょう(不要な口座の整理もね)。

最近はインターネットを通じて気楽に銀行や証券会社の口座を開けるので全体像を把握するのが非常に大変です。

私はエンディングノートとまでは行かないのですが、イザと言うときのために以下のような内容をWordファイルに書き留めて、徐々に情報を追加しています。

参考まで。

  1. 基本情報:名前、生年月日、住所、本籍、電話、携帯電話、勤務先
  2. 銀行口座:金融機関、支店、口座番号、自動引落案件、用途
  3. 証券口座:金融機関、口座番号、用途
  4. 不動産:名義人、所在地、築年、面積
  5. 借入金:(なし)
  6. クレジットカード:カード名、ブランド、カード番号、連絡先
  7. 加入保険:保険会社、証書番号、保険内容
  8. 年金:基礎年金番号
  9. 携帯、データSIM:契約会社、電話番号
  10. 保有WEBサイト:サイト名、URL、契約サーバー
  11. 健康管理:かかりつけ病院、薬局
  12. 家族一覧:名前、続柄、生年月日、現住所、携帯電話、メールアドレス
  13. 友人・知人(相談先):名前、連絡先、関係
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じゅん@

アラフィフ会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴19年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

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