2009年11月23日

個人向け国債と利付国債の違い

この冬の銀行のボーナス金利キャンペーンはどうなるでしょうか?
夏の状況などを見ていると、どうも期待できませんので、あまりリスクを取りたくない資金の置き場としては、12月3日から募集が始まる冬の個人向け国債(あるいは利付国債)も検討しても良いかもしれません。

そこで、個人向け国債と利付国債の特徴と違いについて簡単にまとめておきます。

 個人向け国債
固定5年
個人向け国債
変動10年
利付国債
発行頻度年4回(四半期毎)年12回(毎月)
購入単位1万円以上1万円単位5万円以上5万円単位
満期5年10年2, 5, 10年
利払い半年毎 年2回
金利タイプ固定変動固定
金利水準基準金利-0.05%基準金利-0.80% 
中途換金制限発行後2年不可発行後1年不可市場でいつでも売却可
中途換金ペナルティ直近1回の利子直近2回の利子なし

 

個人向け国債は国が100%元本保証している点が最大の特徴ですが、中途解約に制限やペナルティがあり、また金利の面でも不利となっている点には注意が必要です。
1,000万円までであれば、ネット系銀行の定期預金の方が条件が良い場合があるのできちんと見きわめたい。

また、変動金利型(10年)は金利上昇時に有利ですが、そもそも利付国債に比べて0.80%も不利な金利設定となっている為、この差が埋まる程の金利上昇がそう簡単に起こるのか?

利付国債(いわゆる普通国債)は、平成19年より個人投資家が購入しやすいようにと新型窓口販売方式が導入されました。
金利も流動性も高いのですが、中途売却時には債券価格の変動により元本割れする可能性がある点注意が必要です。

なお、利付債の税金は、利子は源泉分離課税で20%の源泉徴収、売却益は原則非課税となっています。

 

もう一つ、国債そのものではないですが・・・
日本債券インデックスファンドという選択もあります。
例えば、SBI証券や、楽天証券で購入可能な「eMAXIS 国内債券インデックス」が連動を目指す指数は、約70%は国債が組み入れられています。

基本は1万円以上1円単位での購入。満期が無く、いつでも購入・売却可能と流動性に優れます。
ただし、信託報酬として年0.42%(税込)がかかり、当然元本保証はありません。

結局、国債にしろ、国内債券のインデックスファンドにしろ、一長一短です。リスクを取りたくないと言う前提では、やはり定期預金のキャンペーン金利狙いが、最もお得ということで良いのかもしれません。


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コメント

国債に70%も連動してたんですね。もっと利率のいい社債等の債権に、投資すればいいのにと思いました。国内債権のインデックスファンドは、みんなそんなもんなんですかね。

>こうちゃんさん
コメントありがとうございます。
eMAXISやSTAMなど国内債券のインデックスファンドが連動を目指す指数である「NOMURA-BPI」が、そもそも日本の公募債券市場全体の動向を反映するという目的で作られているので、組み入れ銘柄に国債が多いのは仕方が無いですね。


国内債券ファンドは持っていると、アセットアロケーションが安定するので購入しています。外国債券ファンドよりもリスクが少なく、為替を含めると長期的に利回りがほとんど変わらない。

DLIBJ債券オープン(短期)とeMAXIS国内債券インデックスを両方買っています。後はグローバル株式インデックスと新興国株式インデックス。。

なので単体の株までナカナカ買えません。

>矢向さん
一時期、国内債券ファンドは不要(利回りに魅力が無いので)と言う風潮でしたが、リーマンショック以降は見直されているようですね。

国内株式ファンドも、海外債券ファンドも、海外株式(グローバル・新興国)ファンド全部の相関関係が非常に1に近づいて、国内債券が見直されたなぁと感じています。。

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