今年はMSCI新興国株指数へ中国A株が組み入れられるか?

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中国株は本土市場で取引されるA株、B株と、香港市場のH株に分かれています。

中でも人民元建てのA株は数年前にようやく外国人も購入出来るようになったのですが、未だに中国市場の自由化が不十分という事で、MSCI新興国株指数への組み入れは過去3年間見送られてきました。

今年はあまり話題になっていませんが、ようやくMSCI新興国株指数にA株が組み入れられるのではないかという話が聞こえています。

[ニューヨーク/香港 14日 ロイター] - 株価指数の開発・算出を手掛ける米MSCIは来週、中国本土上場の人民元建て株式(A株)を新興国株指数に組み入れるかどうかを発表する。過去3回は採用を見送ってきたが、今回は認めそうだと投資家やアナリストはみている。MS

MSCIによる発表は現地20日の予定。

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MSCI A株組み入れの影響は?


上図は2017年5月末時点のMSCI新興国株指数の組み入れ国比率です。
中国は最も比率が高く28%となっています(台湾を合わせると約40%)。

仮にA株の組入が決まった場合、指数に占める中国の比率は40~50%近くになるのではと言われていますので、分散投資の観点からは不安がありますが、いきなり比率が引き上げられる訳ではなく、当初の段階では0.5%程度の様です。

既に中国A株を指数に組み入れているFTSEエマージング指数(バンガードVWOやEXE-i 新興国株式ファンドの採用指数)を見ても、中国の比率は26%となっていますので、今回のイベントであわててアセットアロケーションの調整など何かしなければいけない状況ではないでしょう。

FTSE Emerging Index (31 May 2017)

A株採用の期待と不安

中国の経済規模は米国に次ぐ第2位(2017年名目GDP比で米国24.4%に対して中国15.5%)なので、その中国本土に上場する株式銘柄が指数に入っていない事は普通に考えると不自然に思えます。

A株がメジャーな株式指数に採用される事で長期投資資金が中国市場に入ってくるようになれば、投機的になりがちな中国株の値動きにも安定的に働くのではないでしょうか。

一方で、社会主義市場経済で制約の多い中国の株式市場で、そもそも経済政策も何も信用できないという不安もあり、アセットアロケーションとしてどの程度の組み入れ比率が適正なのかは難しい問題です。

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追記:MSCI新興国株指数に中国A株組み入れが決定されました

20日にMSCI新興国株指数に中国A株組み入れの決定が発表されました。

株価指数の開発・算出を手掛ける米MSCIは20日、新興国株指数.MSCIEFの見直し結果を発表し、中国本土上場の人民元建て株式(A株)を組み入れることを明らかにした。一方、アルゼンチンについては新興国株指数への組み入れを見送るとしたほか、サウジアラビアの組み入れは今後検討するとした。ナイジェリアはフロン

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