山崎元著「信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識」

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山崎元さんの2015年12月16日発売の最新刊です。
Kindle版で読み終えました。

信じていいのか銀行員  マネー運用本当の常識

冒頭のまえがきから『とんでもない! 銀行員を信じるような人になってはいけない』というのが本書のメッセージだ。と述べられている様に、いつもの山崎節全開の内容となっています。

また、銀行・銀行員をタイトルに上げた本書ですが、メインテーマは「個人の資産運用はどうしたら良いのか」という点であり、正しい資産運用の考え方を一通り学ぶ一冊として良い教材だと感じました。

レベル感としては、入門書よりは若干難しい感じでしょうか。

資産運用に興味を持ちはじめた若い世代から、退職金でまとまったお金が入ったが運用をどうしようという方まで幅広く楽しめると思います。

  • まえがき
  • 第一章 銀行との正しい付き合い方
  • 第二章 銀行員には不都合なお金の真実
  • 第三章 銀行員が教えてくれないお金の「正しい!」知識
  • 第四章 個人はお金をどう運用したらいいのか
  • あとがき


本書のみどころ

銀行とのつきあい方

銀行との付き合いについては、ネット銀行・ネット証券を中心に使う若い世代にはあまりピンと来ないかもしれません。
ただし、そういう方も、自分の”親”が銀行の窓口でカモにされているケースがあるので、注意が必要な内容ですね。

(追記:2016/01/30)日銀のマイナス金利政策により、銀行は利益を上げる為に、これまで以上に個人の預金をターゲットにしてくる可能性が考えられます。そういう意味でも本書の内容はタイムリーです。

個人の資産運用はどうしたら良いのか

私が一番興味をもったのは第四章です。
「自分のお金を守る、増やすたった7つのツボ」というサブタイトルが付けられているように、「普通の人」のための運用の簡便法7つのステップが挙げられています。

1.生活防衛資金の確保
2.ネット証券に口座を開く
3.確定拠出年金、NISA口座をまず最大限に利用する事とする
4.リスク資産と無リスク資産の比率を決める
5.リスク資産の半分をTOPIX連動型ETFに、残り半分を外国株式インデックスファンドに投資する。
6.確定拠出年金とNISAにはリスク資産を集中し全体でのリスク資産比率を考える
7.無リスク資産を運用する(個人向け国債10年、MRF、1000万円までの預金)

5番のリスク資産の比率(アセットアロケーション)については諸論がありますが、それ以外は王道とも言える内容ですし、具体的な方法が参考になると思います(私も実際に上記のようなステップで資産運用を行っています)。

ただし、山崎元さんの考え方はいつも非常に合理的でクールなので、運用者個人の不安など心情はあまり考慮されていません(例えば、長期的に上がると思って投資するのだから、余剰資金は常に一括で投資すべきだ等)。

第8番目のステップとして、「自分が心地よいと感じる運用方法を構くところ」が本当のゴールだと思います。

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