「敗者のゲーム」を紐解く:運用目標(金額)とポートフォリオ
実際の運用成果がどれ位になるかはそれが出るまで判らないので、「目標金額からポートフォリオを決めていくという考えは危険かも?!」と、前回の記事「運用目標(金額)とポートフォリオ」で書いたのですが、これに関連した記述がチャールズエリス著「敗者のゲーム」にありました。
65歳時点所要金額目標を達成する為に毎年必要な貯蓄額を示した表に対し、
我々は5つの重要な未知数を持ったパズルを解かなければならない。しかもその未知数はそれぞれ変動しているのである。5つの未知数とは次の通り。
- 運用利回り
- インフレ率
- 必要支出額
- 税金
- 運用期間
なるほど、名目複利収益率で考える分には、リタイア時の理論上の資産額は一見ばら色な訳です。
しかし、税引き後で見ると大きく目減りしますし、将来の税制がどうなっているかも判らない。また、インフレは投資家にとって税金よりもはるかに深刻な問題だというのも納得できます。投資信託の経費や売買コストも入ってきますし、想定の年間平均収益率を達成するのはそう簡単では無い事が判ります(本書の中では実際の数字で示されており、これらの影響を加味した後の金額は本当に少なくなっている事がわかります)。
運用目標金額とポートフォリオ、もう少し腰を据えて考える必要があるようです。
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