インフレの影響を考える(2)

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私の好きな、チャールズ・エリス「敗者のゲーム」を読んでいると、印象的な言葉が多々あるのですが、個人投資家への十戒の一つとして以下のように書かれています。

「債券は元本、利息が安全だとかリスクが少ないと聞いて、債券に投資してはいけない。債券価格もほとんど株式と同様に変動するし、さらに債券は、長期運用にとって真のリスクであるインフレに弱い」

インフレの影響については、個人投資家にとって最も重要な問題として強調されており、このあたり、15章「個人投資家にとって何が問題か」、16章「生涯を通じた投資プランを立てよう」に詳しく書かれています。


債券に投資してはいけない?!

大抵、アセットアロケーションを考える際には株と債券は逆相関するので組み合わせてというのが一般的な今日、債券に投資してはいけないとは、非常に印象的というか、とても驚きました。

一般的に、償還期限までの表面利率が一定である債券は、インフレ率が上昇すると、金利収入の購買力は低下してしまいます。 また、インフレ率の上昇により、債券の元本価値も損なわれます。
同時に、このような状況では中央銀行もインフレに歯止めをかけようと利上げを実施するため、固定利付債の価格は下落。実質的なリーターンはあまり見込めません。

ましてや、投資信託による運用でそこから手数料を持っていかれては・・・

外国債券の場合、他国のインフレは関係ないやと思いがちですが、為替の変動も考える必要があります。

購買力平価説に基づくと、長期においては2国間のインフレ格差を解消するように為替レートは収斂していきます(高金利≒インフレ率高の通貨価値は下落する)。
そして、これも投資信託による運用ではコストを引かれてしまい、割りに合わない気がしてなりません。

債券比率をどう考えるか?

結局は、想定する運用期間とリスクの許容度にもよるのだと思いますが、エリス氏のアドバイスも極端な話のようでいて・・・30年、40年も先の事を考えると真っ当な意見にも思えてしまいます(何年か後に使うあてがあるような資金の場合は話が別ですが)。
そんな訳で、私自身は債券比率をもっともっと減らしても良いように感じています(現在、流動資産を除いた部分で、外債ファンドが13%)。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」も一般にはお薦めできる商品だと思いますが、私にとっては債券比率50%がネックとなり購入対象から外しました。

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