GPIF基本ポートフォリオ比率の見直しと個人の運用への影響

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個人長期投資家がアセットアロケーションを決める際には年金運用が参考となりますが、昨日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、GPIF基本ポートフォリオの見直しにより、国内債券を従来の67%から60%に減らす一方、国内株式を11%から12%に、外国債券を8%から11%に、外国株式を9%から12%に、それぞれの割合を高めた事を発表しました。

年金積立金管理運用独立行政法人 中期計画の変更について

130607GPIFポートフォリオ変更

日経の記事では「政府内にはGPIFに対し株価の下支え役を期待する声があり」とも書かれているので背景には大人の事情もあるのかもしれませんが・・・建前上はあくまで「2012年末までの最新のデータに基づいて検証した結果、基本ポートフォリオの変更が必要と判断した」とのこと。まぁ、話半分で聞いておきましょう。

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ポートフォリオ検証の手順については前記のpdfファイルの中で以下のように説明されています。

1.期待リターン・リスク・相関係数の検証

  • 各資産の期待リターンについては、直近までのデータを踏まえ検証を行った上で、第2期中期計画策定時のもので据え置いた。
  • 各資産のリスク・相関係数については、直近のデータに更新したところ若干変化(全体的なリスクの減少等)が見られたことから、新しい値に変更した。

2.有効フロンティアの検証

  • 新たなリスク・相関係数のもとで効率的な資産構成割合の組合せ(有効フロンティア)を求めたところ、国内債券並みのリスク水準で、従前の基本ポートフォリオより高い期待リターンが得られる組合せが多く見られた。
  • 25年後の損失予測額をシミュレーションするなどした結果、変更は妥当と判断。

ブルームバーグ記事によると、リスク検証には、1973年から2012年末までのデータを使用しているみたいですね(現時点では昔のように詳細なリスク・リターンのデータは公表されていません)。

さて、GPIFが国内債券の割合を減らし、内外の株式や外国債券の割合を高めたという事を、我々個人長期投資家はどう捉えれば良いのでしょうか?

丁度、相互リンク先の虫とり小僧さんが昨日のブログ記事「外国債券について」で外債不要論に対して外債アリ派の意見を述べられていますが、私も同様に外債アリ派として10%だけ組み入れています。
GPIFの最近の動きは、より良いアセットアロケーションを一度振り返って考えてみるには良い機会かもしれません。

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